「冷え」と脳梗塞やガンが結びつくなんて、普通、あまり考えませんよね。でも、多いに関係があるんです。
そもそも「冷え」というのは、様々な原因によって血管が縮み、血液のめぐりが悪くなって、末梢の毛細血管までスムーズに血が流れない状態をいうのです。だらかこそ、まず足の先など、心臓から最も遠い所が真っ先に冷えを感じます。
やがて「冷え」が酷くなると、栄養や酸素もうまく運ばれなくなって、血管はますます収縮し、細胞機能も悪化して、新陳代謝も低下していきます。脳梗塞もガン細胞も、そんな環境が大好きなのです。
血の巡りが悪くなると、体にどんな影響が及ぶかは数限りありません。
女性 特有の下腹部の痛みなどはもちろんのこと、腰痛や肩こり、関節痛、アトピー、めまいに頭痛、心臓病や糖尿病だって、血液の循環が悪く、新陳代謝がスムーズに行われなければ発症、悪化は避けられません。体を冷やしたら
ロクな事はないと考えていれば間違いありませんね。
ところが、弱ったことに、現代人の生活は、この冷えの原因になるものばかりであふれかえっているのです。
まず何といっても「運動不足」。エレベーターやエスカレーターが完備して、現代人は最低の運動である歩行もしなくなりました。特に冷え性でなやむ女性の中には、仕事で一日中、パソコンの前で座ったまま、という人も多いのです。体を動かさなければ、血の巡りが悪くなるのは当たり前の話です。
さらに夏場などは、冷房が追い打ちをかけます。本来、暑ければ発汗して体温調節をするのが人間の体なのに、エアコンの効いた室内で汗を流さないと、新陳代謝は鈍り、体内に余計な水分が溜まって、体も冷えていきます。
過食、高脂質の食生活も、冷えを促進しているのです。かつての玄米食が白米中心になり、肉や牛乳などの摂取量も増え、現代人は口当たりも良く、消化のいい物を大量に食べるようになりました。昔の人たちと比べて、明らかに食べ過ぎなのです。
すると、どうしても消化活動のためには血液を胃腸に集中させることが多くなって、他の臓器に血液が行き渡らず、また、肥満による高脂血症で血管もどんどん収縮していきます。血の巡りはますます悪くなっていくのです。
その他にも、仕事などで生じるストレス、昼と夜とが逆転したような不規則な生活が、血管の収縮を生み、冷えの原因となっているのは疑いありません。
つまり、現代に生きる人は、常に冷えと隣り合わせなのです。
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●ノイローゼ、鬱、自律神経失調症
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●脳卒中、心筋梗塞
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●更年期障害
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●ガンにかかりやすい
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「冷え」は「痛み」の元です。痛み取りは冷え取りから!あなたは隠れ冷え性ではありませんか?
「肩こりが治らない」「膝が痛い」といって、お悩みのあなた、「痛み」は大病のシグナル!だから、ほっておくと、さらに悪い病気につながる。この痛みは実は冷えが原因なのだ!
「隠れ冷え性」はもっと危険!
多くの方が「冷え」の自覚がないため、「まさか!私が冷え性?」と思っています。「冷え」に気づかず、鎮痛剤を飲んだり、軟膏を塗っても改善しない。知らないうちに大きな病気につながることも・・・
特に秋は「冷え」の本番です!
秋の初めは、残暑が厳しい地域でも朝晩ひんやり感じてきます。夏の間隠れていた「冷え」がいよいよ症状(痛みなど)として表面に出てきます。肩こり、腰痛、頭痛、イライラ、便秘、生理不順などです。
こんな生活が体を冷やしています